第十二話「ネルフ誕生」

2006年9月

  旧南郷地区に於いてある実験が行われていた。
人型兵器エヴァンゲリオンの開発である。
初号機と呼ばれるその筐体の最終起動実験だ

日向:神経接続オールグリーン、パルス正常、最終起動フェーズに移行します。
葛城:どぉサブロウ君、気分は・・・
サブロウ:何だか左手がチクチクしますね・・・
青葉:エネルギー注入バルブ解放、高濃度液化燃料トウキョウジョー注入開始
青葉:充填率70・・80・・90・・・100%
日向:バルブ閉鎖、起動します!
青葉:ダメです閉鎖出来ません!全神経接続強制解除されていきます!
日向:パルス逆流!信号受信しません!
マヤ:初号機完全に沈黙・・・
青葉:ヤバイですよー!頭部が真上を向いています!
碇:排出物に気をつけろ!頭部を横へ向けるんだ!
日向:ダメです反応しません!
青葉:エヴァ、シンクロ率400%に達します!
マヤ:何故?ケーブルも接続されてないのに・・・
碇:総員待避!倒壊の可能性がある物は半径1M以上離せ!

初号機暴走の瞬間だった・・・

7時間後
サブロウ「カァサン・・・トマトモギ行かなくちゃだよね」

  使徒消滅の為にネルフは創設されたが、サブロウの暴走には手も足もでなかった。

  丁度1年後、更なる悲劇が待ちかまえている。

次回「3rdインパクト」

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